ピコーン! その1

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    「ピコーン!」その1

     

    2年間にわたり(半年づつ)タイ・チェンマイに住んだ。

    日本からチェンマイへの直行便はない。大方は日本⇒バンコク⇒チェンマイのルートを選ぶことになり、それ以外は日本⇒バンコクの間に(例えば香港や台北、中国国内)の乗り継ぎを必要とする。つまり最低1回は乗り継がねばならないわけだ。

    一昨年までぼくはチャイナエアラインを使っていたから、台北&バンコクと2カ所で乗り継いでいた。しかし昨年からキャセイ航空(CATHEY PACIFIC)に変えた。

    関空から香港で1回乗り継げば同系列のキャセイドラゴン(CATHEY DRAGON)航空で直接チェンマイに入れる。夜行便ではなく、搭乗時間も短いから70歳を過ぎた老人(であるぼく)にとってストレスはかなり軽減されるからありがたい。しかし、利用し始めたころから「香港デモ」が巨大化し、6月にはデモ隊による空港占拠が起こった。このことで若干のキャンセルや遅延は起きたが巻き込まれることはなく、華やかで快適な香港国際空港でのトランジットを楽しんでいた。

    今年の24日、以前から依頼されていた新潟での講演があり一時帰国したのだが、降り立った香港空港は静寂のなかにあった。人がいないのだ。搭乗した香港⇒関空便(AirbusA350334人乗り)の乗客はわずか30名。

    香港空港のレストラン街は閑散!

     

    「新型コロナウイルス」により、CATHAY1月下旬から中国便の90%近くを減便していた。香港国際空港は東洋のハブであり、中国人の利用が圧倒的に多い。その中国人の出入口が封鎖されたのだ。

    講演を終えチェンマイに戻ったのは223日。その時点で「新型コロナ」による中国国内の感染者は7万人、死者は2千人を超えていた。チェンマイ空港では特設検疫ブースで額にけん銃のような体温測定器を当てられ、アルコールで手洗いをさせられ、Health Beware Card(具合が悪くなったら疾病管理局のホットライン1422に連絡を、というカード)を渡され、注意喚起がなされた。

     ※   ※   ※   ※ 

    感染の推移、香港国際空港の現状、そしてCATHEYの運行状況をみて、ぼくは3月下旬に予定していたチェンマイからの引き揚げを早め、帰国便を選び予約をした。

    しかし、帰国10日ほど前から、その予約は迷走し始めた。

    39日、日本では入国制限が強化された。中国、韓国から出発するすべての航空機利用者および両国の空港での乗り継ぎ客に対して入国後2週間の待機要請と、公共交通機関の使用自粛という事態に至ったのだ。ぼくのようにチェンマイから香港乗り継ぎで関空到着というパターンはこれにあたる。この混乱は当然のことながら航空券のキャンセル、変更を生むことになる。新型コロナウイルスに端を発し、水際防疫のため検疫を強化する対策(我が国は遅きに失したが)に対応した航空会社のオペレーションによるもので「仕方ない」ことなのだ。

    日本国内では専門家の「瀬戸際」発言がある一方、専門家の意見を聞かないあの方の「要請」により、学校が休校し、イベントが中止され、飲食街から人が消えた。でも多くの人が「(新型コロナウイルスを封じ込めるためには)仕方ない」と語っている。それらに比べれば飛行機のキャンセルや変更など大したことはないし「仕方ない!」…とは思う…だが…?

    最初のフライト変更が来たのが33日。出発までの10日の間にフライト変更、フライトキャンセルはメールによって伝えられる。その回数、9回。

    「ピコーン!」と携帯が鳴るたびに「またかよ?」とイライラしながら開ける。

    「仕方ない」と思いながらも疲れ切った。

    まずはここまで。引き続いて「ピコーン!2」を詳しく!

     


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